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第42回ときめき★セミナー『京都から、古本屋から、水俣を思う』を終えて
昨日、大阪大学で第42回ときめき★セミナー『京都から、古本屋から、水俣を思う』という題で話しました。聞いてくださった方、ありがとうございました。本当にありがとうございました。やっぱりうまいこと話せなくて、話そうと思っていたことを忘れていたり話す順番を間違えたり、もうグチャグチャでした。だけど1時間を過ぎた頃からようやく馴れてきていつもっぽい口調を取り戻しました、あたたかく聞いてくださったみなさまのおかげです。強く強く感謝します。
42回目にして、初の研究者ではない人の登場だったそうです。これに懲りずに大阪大学には研究者ではない人を、どんどん壇上にあげていってほしいです。
すっごく緊張して、前日の夜は眠ることができなかったです。
ぼくの言った言葉で口調で水俣の人や水俣病で苦しんでいる人たちに悲しい思いをさせてしまわないか、というのが一番の不安でした。
話し終わって、懇親会が終わって、帰りの阪急電車に立っているときに、だけどその不安は、当事者ではないことの希望を考えようとしてこなかったことが起こした気持ちではないだろうか、と思った。だから、今までどおり当事者ではないということに引け目を持ち続けながら感じ続けながら、当事者ではないことの希望を考えていこうと思う。
ぼくの話を聞いて、ひとりでも、水俣や天草に旅行にいってくれたなら、これより嬉しいことはありません。
ああいうふうに言ったらよかった、あのことを言ったらよかった、とか終わったのに今日はずっとそのことばかり考えてしまって、なんにもできなかった。昨日はもう、とうぶん話さんとこうと思っていたけど、話すことはあるし伝えたいことはあるので語る練習に励みます。
聞いてくださった方、進行してくださった山森裕毅さん、関係者の方々、とてもありがとうございました。

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明日は同じくときめき☆セミナーの第43回があります。新潟水俣病のお話です。
「新潟水俣病―記憶への意思と地域でつむぐ絆のかたち」
講師:関礼子(立教大学)
進行:三好恵真子(大阪大学)

講演内容:
  新潟水俣病40年に出された「ふるさとの環境づくり宣言」。それは、行政が主体的に新潟水俣病に向き合う第一歩となった。新潟水俣病の過去を振り返り、現在進行形の苦しみに寄り添い、未来を方向づける。行政がそのために策定したのが、新潟水俣病地域福祉推進条例であった。新潟水俣病患者を社会で支えるという、支え合いのかたちの「いま」を見つめる。

日時:2013年11月22日(金)16:20-17:50

場所:大阪大学吹田キャンパス 生命科学図書館4階 AVホール

※どなたでも自由に参加できます。

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