今回水俣で仕入れてきたのは、棚田の香り米「万石」と、ゆず胡椒(にんにく入り、にんにくなし)。
みな、水俣の山の中腹にある、棚田の美しい久木野、その村おこし施設「愛林館」のものです。 棚田の香り米「万石(まんごく)」 420円 久木野で昔から作られている伝統品種のもち米。 ふつうのお米に、一割弱「万石」を混ぜて、通常どおり洗って炊きます。 炊いているときから香ばしく香りはじめ、照りと粘りも出て、香りのよいご飯が炊きあがります。 炊きたてはもちろん、さめると香りがさらに強くなるので、お弁当のご飯にも! 「皆様がこのお米を買っていただけると、愛林館の周辺の美しい棚田の景色が守られます。 それだけでなく、棚田の働き(降った雨を貯める、貯めた水が地下水になる、村の暮らしを守る)も守られます。 棚田のお米を買うということは、単に食べ物を買うことではないのです。」(愛林館 HPより) 久木野の棚田はとても美しいです。 ただ、この棚田だけでは儲からず、兼業農家として稼いだサラリーを使って機械を買って維持している、というのが現実だということ。 儲からないのに、サラリーをつぎ込んでまで棚田を維持する、その心持ちを想像する。 愛林館の館長さんがおっしゃっていたのは、人々の生活基盤として棚田はあるということ。 上下水道や病院、学校などのように必要不可欠なものとして存在するということ。 ただ、担い手が高齢化していくなかで棚田を保全していくのは非常に難しい。 愛林館はその手伝いもしています。 万石1袋で1.3㎡の棚田保全に協力できるとのこと。 ヤギは、ぼうぼうと棚田に生える草を刈ります。 どうしようもなくかわいい。 昔、機械のなかったころにすべて手作業で石垣を積み、棚田を作るのは大変な重労働だったはず。 印象的だったのは(それほどまでして、お米を作りたかったということはもちろんあるが)、石垣を積むのは、とても楽しいのだという館長のお話。 そして、もうひとつは、ゆず胡椒。にんにく入りとにんにくなし、それぞれ550円。 以前入荷したゆず胡椒と容量は同じ、ちょっとお買い得になりました。 地元で採れた自家栽培のゆずと唐辛子、にがりを含んだ沖縄の塩を使っています。 今回はにんにくなしも入荷しています。 にんにくなしは、数が少なめ。ぜひ、お早めにどうぞ! 愛林館のホームページはこちら→http://airinkan.org/index.html
by karaimobooks
| 2010-03-31 23:08
| 九州物産と雑貨
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