カテゴリ:水俣を考える( 47 )
水俣病公式確認60年記念 特別映画会・特別講演会
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東京の水俣フォーラムより水俣病公式確認60年記念特別映画会(4月)・特別講演会(5月)のチラシが届きました。水俣病60年の冊子(26ページ)も届きました、こちらも無料です。どうぞ取りにいらしてくださいね。
詳しくは水俣フォーラムのホームページよりどうぞ→http://www.minamata-f.com/

【水俣病公式確認60年記念 特別映画会】

この事件の存在を人びとに知らせるために記録映画が果たした役割は決して小さくありませんでした。
60年を迎える今だからこそ、今しか見られない2作品を。
1本は鬼才・原一男が10年かけて撮りためたフィルムの、この日のための特別編集版。もう1本は加害企業チッソが70数年前、植民地朝鮮での電源開発工事を自ら記録制作したまぼろしの作品。
2作品を通じて、「日本」と「水俣」の過去と現在を考えます。
日時
2016年4月16日(土)
午後5時30分~8時30分(5時開場)
会場
新宿明治安田生命ホール >地図
新宿区西新宿1-9-1 新宿明治安田生命ビルB1F
内容
上映:
「水俣病」特別編集版、「鴨緑江大水力發電工事」
フィルムトーク:
原 一男+いとうせいこう 解説・進行/実川悠太(水俣フォーラム)
入場料
一般:当日2600円、前売2000円
学生:当日1700円、前売1200円(当日、会場で学生証を提示してください)
主催・問合せ 水俣フォーラム TEL:03-3208-3051 FAX:03-3208-3052
「水俣病」特別編集版 監督:原 一男、2016年、カラー約45分
国と熊本県の責任を認めた関西訴訟最高裁判決の日、2004年10月15日にクランクインして以来、10年以上を経た今も撮影中のドキュメンタリー。棄却された死亡患者の遺族が認定を求めた溝口裁判、高齢化が進む胎児性患者らの日常。さらに自らダイビングのライセンスを取得して水俣湾の海中を撮影。土本典昭監督の水俣シリーズが「昭和の水俣」を写し得たなら、本作は「平成の水俣」に挑む。水俣病事件をめぐる人々の関係に悩まされながらも取材を続ける。特別編集版につき今後の上映予定はなく、監督によるコメント付きの今回限りの上映となる。
「鴨緑江大水力發電工事」 1940年、モノクロ45分 国立近代フィルムセンター所蔵
戦前の新興財閥チッソがさらなる飛躍のために目を付けたのは、植民地朝鮮の手付かずの自然とただ同然の労働力だった。その電源開発の難工事を誇るために、アニメーションなど最先端の映像技術を駆使して作られたフィルムに焼き付けられていたのは、生気を奪われながらも肉体労働に従事する地元民の姿と、戦後A級戦犯として服役しながらも首相に登りつめた岸信介だった――。2000年に国立近代フィルムセンターが寄贈を受けて修復。03年に同センターと韓国・光州映画祭で上映して以来の一般公開。解説は水俣フォーラムの実川悠太。

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【水俣病公式確認60年記念 特別講演会】

1956年5月1日、当時水俣市で最も大きかった新日窒(現在のチッソ)水俣工場付属病院の細川院長から水俣保健所に口頭で届けられたことをもって、後に「水俣病(発生)の公式確認」と言われるようになりました。
しかし、水俣病とおぼしきカルテの記載は、太平洋戦争開戦の年までさかのぼります。人の一生に匹敵する60年、75年という歳月を経ても、水俣病事件は解決したとは言えない状況にあります。
この被害拡大の国家的な誘因は、経済成長政策にありましたが、それに伴って進行した社会の産業化と効率化は、人が人として生きにくい社会、様々なタイプの「水俣病」を繰り返し続ける社会を招来してしまいました。
そこで水俣フォーラムは水俣病の犠牲となった方々に思いを馳せ、この事件を振り返るとともに、現代社会のあり方を改めて問い直す3日連続の特別講演会を開催します。
開催概要
[日時]
2016年 5月3日[祝]・4日[祝]・5日[祝] 
午後1時~5時(12時開場)
[会場]
東京大学安田講堂(1136席、全席自由) >地図 
文京区本郷7-3-1 TEL: 03-3812-2111
[入場料]
一般=当日2400円、前売1800円、全日通し前売4500円、同一日4枚つづり前売5800円
学生=当日1500円、前売1000円
[主催・問合せ]
水俣フォーラム TEL:03-3208-3051 FAX:03-3208-3052
[後援]
東京都教育委員会・朝日新聞・毎日新聞・読売新聞・日本経済新聞・産経新聞・東京新聞・西日本新聞・熊本日日新聞・共同通信・時事通信・NHK・TBS・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京
[プログラム]
いにしえの世、芸は祈りから生まれたという。
患者遺影に見つめられる中、3日におよぶ催しは、日ごと、芸という祈り、祈りという芸を捧げて始まる。
さらに、この催しを導く 天と地と人をめぐる文に込めた心が 病身の作者・石牟礼道子から、毎日中継で届く。
そして言葉が生まれる。
3日 「祈るべき 天と思えど 天の病む」 石牟礼道子 生中継による発言
  新作能「不知火」より 梅若玄祥、櫻間金記、一噌隆之ほか
  講演: 杉本 肇(患者・漁師)、除本理史(環境経済学)、柳田邦男(ノンフィクション作家)、森 達也(映画監督・作家)
  司会: 小宮悦子(キャスター)
4日 「地の低きところを 這う 虫に逢えるなり」 石牟礼道子 生中継による発言
  フォーレ「レクイエム」より 中村良枝、谷地田みのり、関奈美、前川陽子
  講演: 吉永理巳子(患者・リグラス工芸)、鶴田和仁(医師)、中村桂子(生命誌)、若松英輔(批評家)
  司会: 荻上チキ(評論家)
5日 「われもまた 人げんの いちにんなりしや」 石牟礼道子 生中継による発言
  雅楽と声明(しょうみょう)による追悼会(ついとうえ)「往生礼讃(おうじょうらいさん)」より 築地本願寺
  講演: 緒方正人(患者・漁師)、成 元哲(社会学)、加藤典洋(文芸評論家)、奥田愛基(SEALDs)
  司会: 高橋長英(俳優)

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by KARAIMOBOOKS | 2016-04-01 14:21 | 水俣を考える
12月19日。伊丹。『水俣病から考える ひとりにできること』実川悠太さん講演会。
12月19日(土)13時30分から15時30分に『水俣病から考える ひとりにできること』実川悠太(水俣フォーラム)さんの講座があります。場所は伊丹市立中央公民館。無料。くわしくは→http://www.city.itami.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/81/jinkenseminakodokeizai.pdf
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by KARAIMOBOOKS | 2015-12-05 22:24 | 水俣を考える
鳥の見た苦海浄土・水俣―昭和二十八年
    『生きとし生ける空白の物語』 姜信子 港の人 2015年 より引用 

 記憶とはどんなに聞いていっても、最後にはきっと「空白」にたどりつく。そこには言葉にならぬ思いが渦巻く。それは、もっとも哀しく、もっとも痛い、同時にもっとも強く、そしておそらく、もっともかけがえのない思いの渦。
 旅を重ねるうちに、もう一つ、大事なことに気がつきました。ごく私的なことです。私はずっと、一族の旅の記憶を語ろうとしない父にひどく苛立っていた。娘の問いにまともに答えない父に失望していた。でも、あるとき氷が解けるようにわかったんです。ああ、この人は語りたくとも語れなかったのだと。そのときには父はもう亡くなっていましたが。
 思えば、若い頃は、記憶を分かち合うことで人はつながると実に無邪気に信じていた。けれど、記憶を訪ねる旅が痛切に私に教えてくれたのは、人は命に関わる大切なことほど語らない、語れないということ。語られた記憶の芯のとこには、いつも、ぽっかりと、語りえぬ「空白」。それは、たとえば、心の奥底にぽっと灯る青い光のようなもの。見えなくとも、言葉にならなくとも、幻のようであっても、確かにそこに在る、大切な何か。
 
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今日、水俣から『鳥の見た苦海浄土・水俣―昭和二十八年』という紙が届きました。砂田明さんが昭和48年(おそらく)に描かれた昭和28年の水俣の鳥瞰図です。とてもよい絵です。よい絵、というより、よか絵です。とってもよか絵です。
たくさん届いたので、欲しい方は声をかけてください。無料です。

砂田明
  1928年京都に生まれる。1947年神戸高等商船学校卒業後上京、新劇俳優としての活動を始める。1970年石牟礼道子「苦海浄土」に触発されて水俣巡礼行脚。1972年水俣に移住。1975年「祖さまの郷土水俣より」を上梓。1979年袋神川に生類合祀廟「乙女塚」を建立。一人芝居「天の魚」の全国勧進行脚を始める。1981年紀伊国屋演劇賞特別賞を受賞。1982年金城実作「海の母子像」を水俣、沖縄、長崎等に建立する運動を始める。詩劇「鎮魂歌」を上演。1992年「天の魚」上演実に556回に及んだところで病を得、1993年享年65才で没す。 

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『松山ブックマルシェ』にカライモブックス出店します。6月13日・14日http://karaimo.exblog.jp/24196024/
「唐芋通信」第五号ができあがりました。http://karaimo.exblog.jp/23876829/
石牟礼道子『あやとりの記』(新本)入荷。とってもおすすめです。http://karaimo.exblog.jp/22621081/
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by KARAIMOBOOKS | 2015-06-12 16:02 | 水俣を考える
「水俣の源流で取組んだ20年の軌跡」 大阪、2月14日
第26回カライモ学校 『戦後史再考』出版イベント――映画からみる「戦後」の断面①
2015年2月14日(土) 13:30~17:30 
くわしくは→http://karaimo.exblog.jp/23374730/

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カライモ学校と同じ日(2月14日)に大阪にて、水俣のふたり、愛林館の沢畑さんと相思社の永野さんが話されます。残念。行けない。沢畑さん永野さん、春休みか夏休みのときに水俣に行くのでそのときにお会いしましょう。
以下イベント情報。


大阪開催「水俣の源流で取組んだ20年の軌跡」

現在進行形の水俣病。発症から約60年が経過しようとする今、患者団体は水俣病の失敗の教訓からどんな未来を目指すのか、そして、『2000年続く棚田の暮らし』をテーマに20年間水俣の源流域で続けて来られた現場での取組をご紹介いただきます。

【日 時】2015年2月14日(土)13:30~16:00(受付開始13:00)
【会 場】ニッセイ新大阪ビル13F A・B・C会議室
【講 師】沢畑 亨  氏(愛林館館長)
      永野 三智 氏(一般財団法人水俣病センター相思社)
【定 員】100名
【参加費】無料

主催 公益財団法人ニッセイ緑の財団
協力 公益社団法人日本環境教育フォーラム
後援 林野庁、公益社団法人国土緑化推進機構、株式会社日本林業調査会

くわしくは→http://www.jeef.or.jp/activities/nissay/

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by KARAIMOBOOKS | 2015-02-07 22:50 | 水俣を考える
1月17日NHK『戦後史証言 日本人は何をめざしてきたのか 石牟礼道子』
NHKの『戦後史証言 日本人は何をめざしてきたのか』の第六回は石牟礼道子さんです。
Eテレ。1月17日(土)午後11時~翌0時30分 
道生さんもでられるみたいです。たのしみ。
くわしくは→ http://www.nhk.or.jp/postwar/program/

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by KARAIMOBOOKS | 2015-01-15 15:50 | 水俣を考える
5月13日。NHKハートネットTV、『水俣病患者として女として』
5月6日(火)は定休の火曜日ですが祝日なので営業します。お待ちしております。

スワロウカフェ・トラベリング@カライモブックス~京丹後の米軍基地問題についてのおはなし会~
5月6日(火)15〜17時頃
お問い合わせ noarmydemo@gmail.com
参加費無料、事前予約不要
くわしくは→http://karaimo.exblog.jp/22029290/

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5月13日(火)の午後8時~8時29分に放送されるNHK「ハートネットTV」は
『水俣病患者として女として』

坂本しのぶさん(57)は、母親の胎内で有機水銀に冒された胎児性水俣病患者。子どもの頃から“水俣病患者のシンボル”として、水俣病の裁判や患者支援運動の最前線に立ち続けてきました。しかし病状の進行を実感する中で、今、失われた青春を取り戻したいという気持ちが膨らんでいます。初めての料理、大切な人につづる手紙・・・。“水俣病患者”として、そして、“一人の女性”として、今という時間を大切にしながら生きていく、坂本しのぶさんの人生を見つめます。

くわしくは↓のNHKのホームページを。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2014-05/13.html


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by KARAIMOBOOKS | 2014-05-05 12:21 | 水俣を考える
ナムナム大集会7「海・水俣、福島、祝島」、明日!
明日、ひとまち交流館(京都市)で行われるナムナム大集会7「海・水俣、福島、祝島」に水俣の漁師の緒方正人さんが来られるようです。ほかのゲストは福島菊次郎さん、武藤類子さん、那須圭子さん。
下記に案内を転載。


ナムナム大集会7

■日時 2014年2月5日(水)
■開場 12時  開演 12時30分  終了16時30分
■会場 ひと・まち交流館京都 2階 大会議室
〒600-8127 京都市下京区河原町五条下ル833番地の1
※親子室あります。

■入場料 参加費1000円(学生・フリーター500円)
■ゲスト 緒方正人(漁師、水俣本願の会)
    武藤類子(ハイロアクション福島、福島原発告訴団団長)
     福島菊次郎(フォトジャーナリスト)※体調不良の場合は欠席されます。
     那須圭子(フォトジャーナリスト)

■主催 ナムナム大集会実行委員会
3・11東日本大震災、原発事故以降、この国のありかたが様々な形で浮き彫りになってきました。
しかしその国を問う言葉がすこしずつ聞こえてきたと思ったらいつのまにかかき消されていく、それはもうただいう事を聞きなさいという力によって次々と思考停止させられ沈黙し、やはり「ひとり」になれない私たちのありかたです。

 「海に漏れ出した汚染水は完全にコントロールされています」この安倍首相の言葉の後にオリンピックが東京で開催されることが決定し、その騒ぎによって「福島では夏休みに海で遊ぶという当たり前のことができないのです」というお母さんのつぶやきはかきけされようとしています。
私たち人間にとって海とは一体なんなのでしょうか。
あらためて考えていきたいと思います。
親鸞聖人は五濁悪時群生海(ごじょくあくじぐんじょうかい)と正信偈におかれます。

劫濁(こうじょく)という時間が濁ることによって、自分の都合で様々なものを忘れ、なかったことのようにしてしまう。

見濁(けんじょく)という見る力を失うことで、メディアに振り回され、本当のことがなにかわからなくなってしまう。

煩悩濁(ぼんのうじょく)という煩悩が煩悩として見えてないことで、経済、お金ということがなによりも優先され、そのためにはどんなことでもしてしまう。

衆生濁はともに生きるすべてのいのちが見えなくなってしまう。ともに生きるということができなくなってしまう。

そして命濁というかたちで、いのちそのものが見えなくなってしまう。

まさしく私たちはいま、その五濁悪時を生きているといえるのでしょう
そして濁りがその濁りによって見えなくなることこそが濁りなのだろうと思います。
しかしその濁りを拭い、今こそひとりになって真実を求めていこうとする言葉があります。
また逆に再び濁りを見えなくさせ「ひとつ」にさせようとする言葉があります。
私たちはいま、何を聞き、何を語り、何に依り、どこに向かって歩めばいいのでしょうか。

親鸞聖人はその教えの中で海の広さと深さをもって念仏のはたらきをあらわされます。
それは40億年前に誕生した生命のみなもと、つまりすべてのいのちのふるさとが海であるということをどの時代においても証(あか)していくような表現であります。
群生海とはそこから始まったすべてのいのちが行き合う世界ということです。
いまその海そのものが濁り、その広さと深さを失おうとする私たち人間がもう一度その存在に帰っていくことを求めていかなければなりません。
今を生きる「ひとり」として過去と未来に対してきちんと責任を担うような生き方です。
そのことに向き合い続けてこられたゲストの方々、水俣、福島、祝島、それぞれの海からの声をいま、言葉として聞いていきたいと思います。

全国より多くの方々にご参加いただきたいと心より願っております。
どうぞ有縁の方、お誘い合わせの上ご参加、ご協力いただきたくお願い申し上げます。

     ナムナム大集会7実行委員会


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by KARAIMOBOOKS | 2014-02-04 13:40 | 水俣を考える
ふるさとの未来を描こう~福島・浪江町Part2~
NHK総合、明日、1月26日(日)午前10時05分~10時53分
『ふるさとの未来を描こう~福島・浪江町Part2~』

今回は、一昨年7月に続いて福島県浪江町の人々が、ふるさと再生に向け発想のヒントを得るために、公害の町から環境都市へと再生しつつある熊本県水俣市の経験を学ぶ。

浪江町民は今も福島県内と全国45都道府県に散り散りで暮らしている。今年4月には警戒区域の再編が行われ、町内への立ち入りが日中可能となった。町は帰還に向けた議論を始め、町内で会社や農業を再開する人も出始めている。しかし、今年10月に町が発表した住民意向調査では町民のおよそ4割が「戻らない」と回答。町は平成29年春の帰還を目指しているが、除染は始まったばかりで、先の見えない状況に疲れ果てている町民も少なくない。
こうした中、若手経営者が集まる浪江青年会議所では、世界的な環境都市として再生しようとする水俣市の経験を学びたいと準備を進めてきた。

復興サポーターは、元水俣病資料館館長の吉本哲郎さんと、水俣病の語り部活動を続ける漁師の杉本肇さん。水俣の経験を学び、福島再生のために何が大切か、考えていく。


●復興サポーター
吉本哲郎 元水俣病資料館館長
杉本 肇 水俣病資料館 語り部

●番組ナビゲーター
櫻井常矢 高崎経済大学教授
山根基世 アナウンサー

くわしくは↓
http://www.nhk.or.jp/ashita/support/


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by KARAIMOBOOKS | 2014-01-25 21:45 | 水俣を考える
佐藤真監督特集2013 『ドキュメンタリーがはじまるところ』
12月7日から12月13日まで木屋町河原町上がったところにある元・立誠小学校にある特設シアターで佐藤真監督特集2013 『ドキュメンタリーがはじまるところ』があります。
佐藤さんは新潟水俣病の舞台となった阿賀野川流域に暮らす人々を撮影した映画『阿賀に生きる』を監督された方です。ぼくは18歳のときにツタヤで借りてみました。おもしろくてびっくりしたのを覚えています。


90年代以降、ドキュメンタリー映画の新たな地平を切り開いた佐藤真監督。
「ドキュメンタリーとは何か」「映画とは何か」を作品と批評で見事に体現したその
監督作品を中心に、企画、編集と様々な形で携わった8作品を一挙上映。
ゲストによるトークなども企画します。  

ドキュメンタリー映画が劇場で公開されることがなかった時代に異例の国内
ロードショー公開、世界各国の映画祭で数々の評価と受賞に輝いた
『阿賀に生きる』(1992)から、佐藤真監督の企画を遺された後進の徒が
その志を引き継ぐ形で完成に至った『テレビに挑戦した男・牛山純一』(2012)まで。
およそ20年間に発表された一連の作品群を通して、ドキュメンタリー映画が
湛える魅力と底力を、今、混迷急を告げるこの時代に再び映し出します。

世界の鏡たる映画が、ドキュメンタリーが、ここからはじまる。
世界の、映画の、あなたの未来が、ここからはじまります。

くわしくは→http://risseicinema.com/movies/1852



上のユーチューブは阿賀のスター渡辺参治さんの唄です。ぜひ、聞いてください。素晴らしいです。そして、『うたは百薬の長』という題名のCDを88歳のときに出されています。これが、もう、すごくよくて、よくよく聞いています。
そして、渡辺さんの聞き書き『安田の唄の参ちゃん』という題名の本も出ています。これもほんとにおもしろい本。聞いてほしいし読んでほしい。
くわしくは→http://www.soshisha.org/shoseki/nigata/yasudano_sanchan_utawacd.htm


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天草の自然塩「小さな海」の販売開始
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by KARAIMOBOOKS | 2013-11-29 15:59 | 水俣を考える
魂うつれ55号にエッセイを載せていただきました
11月28日(木)は、第21回 カライモ学校 「西川勝さんと 哲学カフェ 〈できる・できないを考える〉」のため、通常営業は18時までとなります。
どうぞよろしくお願いいたします。

※ ※ ※ ※ ※

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「今のままでは、患者は犬死にじゃ。払った犠牲も強いられ続けている犠牲も患者がいなくなれば、みんな忘れられてしまう。おどんたちの生きた証ばどげんかしてのこせんもんじゃろうか。」という水俣病患者の田上義春さんの身体の奥からの声とともに、杉本栄子さん、緒方正人さん、浜本二徳さん、石牟礼道子さんなどが寄り添ってつくられたのが本願の会です。
そして、不知火海をみつめながら水俣湾埋立地にたくさんのいろんなお地蔵さん(魂石)が座ったり立ったりしています。この愛くるしいお地蔵さんをつくられているのが本願の会です。
その、本願の会が出されている機関紙『魂うつれ』の最新号(55号)にエッセイを書いてほしいと電話がかかってきて、すごくうれしくて書きました。
今号の表紙は前号に続き石牟礼道子さんの絵。なんとかわいい!↑の写真見てください!!この人形は石牟礼さんと同じ病室だったお爺さんが大事にしていた人形でミミちゃんというそうです。
先週、大阪大学で話すためにくるしんだ影響か、魂うつれに載っている自分の書いた文章を読むと、遠く懐かしく恥ずかしく思った、2ヶ月ほどまえに書いたことなのに。まだまだ、なんにも分かっていないしたどりつかない。ただ、緒方正人さんの言葉が昔より、強く強く身体に入ってくるようになった。東京電力福島第一原子力発電所の事故後に乱発された緒方さんや石牟礼さんの言葉の引用にぼくの身体はぺちゃんこになってしまい、絶望して、中南米文学に逃げた。逃げたことはすごくよかった。ほんとによかった。だけど、そろそろ、なんであのとき水俣の引用にあれほど悲しんだのか怒ったのかを言葉にしなくてはいけない。言葉にできないけど、じゃ、もうだめだ。

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by KARAIMOBOOKS | 2013-11-26 13:23 | 水俣を考える