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『木村栄文レトロスペクティブ』、はじまる
朝から雨がふっている。
朝からずっとみっちんにボタンの絵を描かされている。
昨日から『木村栄文レトロスペクティブ』が京都みなみ会館ではじまりました、23日まで。
ぜんぶ、おもしろそうだが何と言っても石牟礼道子さんの『苦海浄土』と森崎和江さんの『まっくら』はみたい。

くわしくはみなみ会館のホームページで→http://kyoto-minamikaikan.jp/archives/category/event

『苦海浄土』
1970年/49分 
★第25回文化庁芸術祭大賞
「自分の親に、子供に、妻に、水銀を飲ませて見ろ。そうすればこの地獄が分かる」――石牟礼道子の同名小説を原作に、不知火海の漁業で生きてきた人々の海への愛と懸命に生きる姿を描き出す。北林谷栄ふんする琵琶瞽女(ごぜ)が町を彷徨い、水俣病患者や遺族に寄り添うという木村の演出は虚実のあわいから観る者全ての胸を撃つ。

『まっくら』
1973年/48分 
出演:常田富士男、白石加代子
筑豊のボタ山にヘリコプターで舞い降りる不躾なレポーター役(木村栄文)は、炭鉱夫(常田富士雄)に痔の話で煙に巻かれ、炭鉱の女(白石加代子)には川へ放り込まれる。度重なる事故で7000人以上が殉職した筑豊炭鉱、それでも働く人々にとってそれは生きる力そのものだった。失われていくものへの木村の愛が滲む傑作。

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by KARAIMOBOOKS | 2012-11-11 14:30 | 水俣を考える
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